利用制限の設定方法
Moodle4.5
MoodleのバージョンUPによりマニュアルの内容と多少異なることがありますが適宜読み替えをお願いします
目次
はじめに
このマニュアルでは、利用制限の設定方法について説明します。
「利用制限」(アクセス制限)を設定することで、学生は条件に達するまで各モジュールの中を見ることができなくなります。設定できる条件の種類には、日付やテストの評点などがあります。
<日付による利用制限の設定例>
下図の例の場合、利用制限が設定されたモジュール「ページ01」は黒文字で表示され、学生は、10月1日まで「ページ01」をクリックすることができません。

下図の例の場合、利用制限が設定されたモジュール「ページ01」は黒文字で表示され、学生は、10月1日まで「ページ01」をクリックすることができません。
利用制限の基本設定
- 利用制限を設定したいモジュールの設定編集画面を開く
- 「利用制限」をクリックして利用制限の設定を展開し、「制限を追加する...」をクリック
- 「制限を追加する...」画面が表示されます。
利用制限では下記の種類の条件を設定することができます。
| 活動完了 | 「完了コンディション」の設定がされている別の活動を完了する(または完了しない)ことで、アクセスを可能にする 例) ページ1の完了マークがついたらアクセス許可にしたい ※コースの完了トラッキングがNoの場合は表示されません |
| 日付 | 指定された日時まで(から)アクセスを禁止する 例)10月1日まではアクセスできないようにしたい |
| 評点 | 指定された評点に達した(または達しなかった)ユーザのみアクセス可能にする 例)小テストで80点以上を得点できた学生のみアクセスを許可したい |
| グループ | 指定されたグループまたはグループすべてに属している(または属していない)学生のみアクセス可能にする 例)グループAに登録している学生のみにアクセスさせたい ※コースにグループが作成されていない場合は表示されません |
| グルーピング | 指定されたグルーピング内のグループに属している(または属していない)学生のみアクセス可能にする 例) グルーピング1内(グループAとグループC)の学生のみにアクセスさせたい ※コースにグルーピングが作成されていない場合は表示されません |
| ユーザプロファイル | ユーザのプロファイルをもとにアクセスを制限する 例)特定の学生のみアクセスを許可したい |
さらに、「制限セット」では、これらの制限を入れ子にすることで、複雑な条件を適用することができます。
→詳しくは「制限の組み合わせ方法2:制限セットを利用した設定」をご覧ください。(参考:複数の利用制限を組み合わせる)
それぞれの利用制限の設定方法について説明します。
活動完了による利用制限の設定
(先に該当のコンテンツに完了コンディションの設定をする必要があります)
- 「制限を追加する...」画面で「活動完了」をクリック
- 条件として使用する活動を選択し、必須の完了状態を設定
- 「保存してコースに戻る」をクリック
条件を満たしていない学生ユーザはモジュール名が黒文字で表示され、アクセスできなくなります。
また、アクセスを可能にするための条件が表示されます。
(制限を設定したモジュールを完全に見えなくすることも可能です。→「条件を満たしていない学生ユーザへの表示方法を切り替えるには」参照 )
【学生表示】

また、アクセスを可能にするための条件が表示されます。
(制限を設定したモジュールを完全に見えなくすることも可能です。→「条件を満たしていない学生ユーザへの表示方法を切り替えるには」参照 )
【学生表示】
日付による利用制限の設定
- 「制限を追加する...」画面で「日付」をクリック
- 「開始」または「終了」を選択し、アクセス制限をかけたい日時を設定
たとえば、10月1日の午前0時からアクセスを許可したい場合は、上図のように「開始」を選択します。 - 「保存してコースに戻る」をクリック
条件を満たしていない学生ユーザはモジュール名が黒文字で表示され、アクセスできなくなります。
また、アクセスを可能にするための条件が表示されます。
(制限を設定したモジュールを完全に見えなくすることも可能です。→「条件を満たしていない学生ユーザへの表示方法を切り替えるには」参照)
【学生表示】

また、アクセスを可能にするための条件が表示されます。
(制限を設定したモジュールを完全に見えなくすることも可能です。→「条件を満たしていない学生ユーザへの表示方法を切り替えるには」参照)
【学生表示】
評点による利用制限の設定
- 「制限を追加する...」画面で「評点」をクリック
- 「評点」のプルダウンより、条件として使用する項目を選択
上図の例では小テストを選択していますが、ほかにも課題やワークショップ、「評定表セットアップ」で追加した評定項目などからも選択できます。 - アクセスを許可する評点の範囲を設定
たとえば、「小テスト1」で100点満点中80点以上を獲得することが条件であれば、「評点≧」左のチェックボックスにチェックを入れ、パーセンテージの入力欄に「80」と入力します。 - 「保存してコースに戻る」をクリック
条件を満たしていない学生ユーザはモジュール名が黒文字で表示され、アクセスできなくなります。
また、アクセスを可能にするための条件が表示されます。
(制限を設定したモジュールを完全に見えなくすることも可能です。→「条件を満たしていない学生ユーザへの表示方法を切り替えるには」参照)
【学生表示】

また、アクセスを可能にするための条件が表示されます。
(制限を設定したモジュールを完全に見えなくすることも可能です。→「条件を満たしていない学生ユーザへの表示方法を切り替えるには」参照)
【学生表示】
グループまたはグルーピングによる利用制限の設定
各コースにてグループまたはグルーピングを作成し、メンバーまたはグループを登録しておく必要があります。
- 「制限を追加する...」画面で「グループ」(または「グルーピング」)をクリック
- 対象のグループ名(またはグルーピング名)と条件を設定
- 「保存してコースに戻る」をクリック
条件を満たしていない学生ユーザはモジュール名が黒文字で表示され、アクセスできなくなります。
また、アクセスを可能にするための条件が表示されます。
(制限を設定したモジュールを完全に見えなくすることも可能です。→「条件を満たしていない学生ユーザへの表示方法を切り替えるには」参照)
【学生表示】グループの場合
【学生表示】グルーピングの場合

また、アクセスを可能にするための条件が表示されます。
(制限を設定したモジュールを完全に見えなくすることも可能です。→「条件を満たしていない学生ユーザへの表示方法を切り替えるには」参照)
【学生表示】グループの場合
【学生表示】グルーピングの場合
ユーザプロファイルによる利用制限の設定
- 「制限を追加する...」画面で「ユーザプロファイル」をクリック
- 「ユーザプロファイルフィールド」のプルダウンより、条件として使用するフィールドを選択し、条件を設定
上図の設定例では、IDナンバが「12345678」のユーザのみアクセスできるようになります。
※各ユーザのIDナンバは、基本的に職員番号または学生番号で登録されています。(ユーザのIDナンバは「登録済みユーザ一覧」(コース名下のメニューから「参加者」をクリック)等でご確認ください) - 「保存してコースに戻る」をクリック
条件を満たしていない学生ユーザはモジュール名が黒文字で表示され、アクセスできなくなります。
また、条件として設定したIDナンバなどがそのまま表示されます。
個人情報の表示についての配慮が必要な場合は、以下のようにご対応ください。

また、条件として設定したIDナンバなどがそのまま表示されます。
個人情報の表示についての配慮が必要な場合は、以下のようにご対応ください。
- グループを使用して制限をかける
または - 制限を設定したモジュールを完全に見えなくする→「条件を満たしていない学生ユーザへの表示方法を切り替えるには」参照)
補足
条件を満たしていない学生ユーザへの表示方法を切り替えるには
目のアイコンをクリックすることで、条件を満たしていない学生ユーザへの表示方法を切り替えることができます。
・・・利用条件とともに、モジュール名が黒文字で表示される
・・・モジュールを完全に非表示にする
設定した制限を削除するには
削除したい制限の右にある「
」をクリックします。
Last modified: Monday, 7 July 2025, 3:01 PM