Moodle4.5

MoodleのバージョンUPによりマニュアルの内容と多少異なることがありますが適宜読み替えをお願いします

はじめに

Moodle では、インポートという機能を使って、コース内のコンテンツを他のコースにコピーすることができます。(ユーザデータはインポートされません)


このマニュアルでは、前年度のコースから必要なコンテンツを今年度のコースにインポートすると想定して、手順を説明します。
(インポートするのは赤い破線で囲った部分です。)

import_1

コンテンツに締切日時などを設定している場合は注意が必要です。詳細はページ下の「よくある質問」 をご覧ください。
→ Q.インポートすると、課題や利用制限の日時設定がめちゃくちゃになります。去年のコースと同じように設定できませんか?

インポートの手順

  1. 今年度のコースを開いてください。
    トップページ>コース名の下「さらに」のプルダウンから「コース再利用」>「インポート」をクリックします。

    coursecopy_import

  2. 1. コース選択」画面の一覧に前年度のコースのコース名が表示されていれば、そのラジオボタンを選択してください。
    表示されていなければ、一覧下の検索ボックス(赤い破線)にコース名を入力して検索し、ラジオボタンを選択します。
    ※コース名の一部でも検索可能です。
    ※半角全角は正確に入力してください。
    ※自分が教師またはマネージャロールで登録されているコースしか表示されません。
    続ける」ボタンをクリックしてください。

    import_3.png

  3. 「2. 初期設定」の画面が開きます。
    必要な項目にチェックが入っていることを確認したら(通常はそのままで問題ありません)、「次へ」ボタンをクリックしてください。 
    ※「問題バンクを含む」のチェックが入っていると、問題バンクにある問題がすべてインポートされてしまいます。小テストをインポートしない場合はチェックを外してください。
    ※すべてのコンテンツをインポートする場合は、「次へ」ではなく「最終ステップにジャンプする」ボタンをクリックするとインポートが完了します。

    import_4.png

  4. 「3. スキーマ設定」の画面が開きます。
    最初はすべてのコンテンツにチェックが入っていますので、不要なコンテンツのチェックを外します。
    選択「すべて / なし  (タイプオプションを表示する) 」から一括でチェックを外すことも可能です。
    「アナウンスメント」は新年度のコースにも設置されているため、チェックを外してかまいません。
    次へ」ボタンをクリックしてください。

    import_5.png

  5. 「4. 確認およびレビュー」の画面が開きます。
    インポートに含むものと含まないものを最終確認します。
    問題なければ「インポートを実行する」ボタンをクリックしてください。

    import_6.png

  6. これでインポート完了です。
    続ける」ボタンをクリックするとコースのトップページに戻ります。

    import_7.png

セクション「第一章 リソース」がインポートされました。
インポートした箇所以外は変更されません。

※インポートは同じセクションに配置されます。
(前年度のコースで2番目のセクションに配置していたモジュールは、今年度のコースでも2番目のセクションに配置されます)

import_8.png

よくある質問

前年度のコースの登録ユーザもインポートできますか?

いいえ。登録ユーザはインポートできません。

セクションの利用制限がインポートできません。

セクションの利用制限はインポートできませんので、適宜手入力をお願いします。

インポートしても、セクション名が同じになりません。

セクションの「セクション名」と「説明」については、デフォルトの状態でない(既に何か入力済み)場合にはインポートしても上書きされません。

了コンディションの設定がインポートされません。

インポートできるのはコンテンツのみです。コース設定はインポートされません。
コース設定の編集画面で「完了トラッキングを有効にする」を「Yes」にしてください。

インポートすると、課題や利用制限の日時設定がめちゃくちゃになります。去年のコースと同じように設定できませんか?

コピー元とコピー先のコースで、「開講日」を適切に設定することが必要です。その上でインポートを行うことで、適当な日時に一括更新することができます。

日時設定は2つのコースの「開講日」に基づいて更新されるため、例えば以下のように「開講日」を前年度同様「四月第2週の月曜日」に設定してインポートを行うと、課題1の終了日も「四月第3週の月曜日」に更新されます(他も同様)。

2023年度(コピー元)2024年度(コピー先)
開講日 2023年 04月 10日(月曜日) 00:00 2024年 04月 8日(月曜日) 00:00
課題1 終了日時 2023年 04月 17日(月曜日) 09:00 2024年 04月 15日(月曜日) 09:00
課題2 終了日時 2023年 04月 24日(月曜日) 09:00 2024年 04月 22日(月曜日) 09:00
課題3 終了日時 2024年 03月 4日(月曜日) 09:00 2025年 03月 3日(月曜日) 09:00

※この日時の一括更新は、教師ロールでのみ可能です。マネージャロールでは「開講日」にかかわらずコピー元のコースと同じ年月日となります。(教師ロールにロールを変更すると一括更新できます。)
※課題3 のように、「閏日(うるうび)」を挟む場合は適宜調整されます。

Last modified: Monday, 9 June 2025, 11:12 AM