インポート機能によるコースコンテンツのコピー
はじめに
Moodle では、インポートという機能を使って、コース内のコンテンツを他のコースにコピーすることができます。
まず、下図をご覧ください。
このマニュアルでは、前年度のコースから必要なコンテンツを今年度のコースにインポートすると想定して、手順を説明します。(インポートするのは赤い破線で囲った部分です。)
コンテンツに締切日時などを設定している場合は注意が必要です。詳細はページ下のQ&Aをご覧ください。
→ Q.インポートすると、課題や利用制限の日時設定がめちゃくちゃになります。去年のコースと同じように設定できませんか?
インポートの手順
- 今年度のコースを開いてください。
管理ブロックの「インポート」をクリックします。 - 前年度のコースが既に表示されていれば、ラジオボタンをチェック。
表示されていなければ、フォームにコース名を入力して検索し、ラジオボタンをチェックします。
※コース名の一部でも検索可能です。
※半角全角は正確に入力してください。
※自分が登録されているコースしか表示されません。
「続ける」ボタンをクリックしてください。 - 「1. コース選択」と「2. 初期設定」の画面が開きます。
必要な項目にチェックが入っていることを確認したら(通常はこのままで問題ありません)、「次へ」ボタンをクリックしてください。
※「問題バンクを含む」にチェックを入れると、このコースの問題バンクに含まれる問題がすべてインポートされます。
小テストをインポートしない場合は外して構いません。
※すべてのコンテンツをインポートする場合は、「最終ステップにジャンプする」ボタンをクリックすると、インポートが完了します。 - 「3. スキーマ設定」の画面が開きます。
右図のように、すべてのコンテンツにチェックが入っていますので、不要なコンテンツのチェックを外します。
「次へ」ボタンをクリックしてください。 - 「4. 確認およびレビュー」の画面 が開きます。
インポートに含むものと含まないものを最終確認します。
終わったら「インポートを実行する」ボタンをクリックしてください。 - これでインポート完了です。
「続ける」ボタンをクリックしてコースTOPに戻ってください。
「トピック1」がインポートされました。
インポートした箇所以外は変更されません。不要なトピックは適宜減らしてください。
※インポートは同じトピックに行われます。(トピック2にあるコンテンツは、トピック2にインポートされます。)
よくある質問
前年度のコースの登録ユーザもインポートできますか?
いいえ。登録ユーザはインポートできません。
トピック(セクション)の利用制限がインポートできません。
トピック(セクション)の利用制限はインポートできませんので、適宜手入力をお願いします。
インポートしても、トピック(セクション)名が同じになりません。
トピックの「セクション名」と「概要」については、デフォルトの状態でない(既に何か入力済み)場合にはインポートしても上書きされません。
完了トラッキングがインポートされません。
インポートできるのはコンテンツのみです。コース設定はインポートされません。
コース設定の編集画面で「完了トラッキングを有効にする」にチェックを入れてください。
インポートすると、課題や利用制限の日時設定がめちゃくちゃになります。去年のコースと同じように設定できませんか?
コピー元とコピー先のコースで、「開講日」を適切に設定することが必要です。その上でインポートを行うことで、適当な日時に一括更新することができます。
日時設定は2つのコースの「開講日」に基づいて更新されるため、例えば以下のように「開講日」を前年度同様「四月第2週の月曜日」に設定してインポートを行うと、課題1の終了日も「四月第3週の月曜日」に更新されます(他も同様)。
2023年度(コピー元) | 2024年度(コピー先) | |
---|---|---|
開講日 | 2023年 04月 10日(月曜日) 00:00 | 2024年 04月 8日(月曜日) 00:00 |
課題1 終了日時 | 2023年 04月 17日(月曜日) 09:00 | 2024年 04月 15日(月曜日) 09:00 |
課題2 終了日時 | 2023年 04月 24日(月曜日) 09:00 | 2024年 04月 22日(月曜日) 09:00 |
課題3 終了日時 | 2024年 03月 4日(月曜日) 09:00 | 2025年 03月 3日(月曜日) 09:00 |
※この日時の一括更新は、教師権限でのみ可能です。マネージャ権限では「開講日」にかかわらずコピー元のコースと同じ年月日となります。(教師権限にロールを変更すると一括更新できます。)
※課題3 のように、「閏日(うるうび)」を挟む場合は適宜調整されます。